2017年02月10日
前回は日本瓦の主なズレや浮きを説明しましたが、
今回は乾式洋瓦(モニュエル瓦)のポイントを書きます。
(乾式洋瓦)
乾式洋瓦は、オーストラリアのモニエル社と高圧・半乾式成形の技術をクボタが共同開発し、
昭和48年に日本に技術導入された事から、一般的にはモニエル瓦と呼ばれています。
その他のメーカーによっては、クボタ瓦とかスカンジア瓦という名称もついています。
乾式洋瓦の形状は、和型、洋型、平型、S型等の種類があります。
★瓦の止め釘が浮き始めています。
★瓦の端にひびが入っています。
★棟と棟の繋ぎ目が開いています。
★袖瓦の止め釘が浮き始めています。
モニュエル瓦の傷み方の特徴としては、
1・止め釘が浮く
2・瓦の端が割れやすい
3・瓦の表面が粗いのでコケや汚れがつきやすい
等があげられます。
平瓦のズレは瓦と瓦の重なりしろがしっかりあるのと、釘打ちして止まっているケースが多いので
日本瓦のように外れたりズレたりということは少ないと思います。
あるとしたら・・・
壁際の平瓦や、役物の回りにある平瓦がなりやすいです。
★採光窓の右、上から2番目の平瓦がズレています。
洋瓦の家は総二階や背の高い屋根が多く、なかなか気付かないかもしれませんが
瓦の端や1階の瓦部分(1階に屋根がある方は)を見て確認してみましょう。
『広島の屋根を守る屋根修理の匠』
■■■■■やねっと■■■■■
加藤
〒738-0843
広島市西区井口鈴が台2丁目18-101
フリーダイヤル 0120-88-0874