2022年03月09日
こんにちは。
屋根修理の匠、やねっとの加藤です。
3月に入り、暖かい日が増えてきましたね。
菜の花や梅の花が咲いています。
先週は高校の卒業式もありましたね。
いろいろな春を告げるものがありますが、屋根修理の匠としては……
そこで、今週のコラムは
についてお話したいと思います。
春一番は、立春をすぎて初めて吹く強い南風のこと。
低気圧が発達しながら日本海を北上するときに、南から暖かい風が低気圧に向かって強く吹き込むことで起こります。
・春分(今年は3月21日)までに
・広い範囲(中国地方、四国地方などの広域)で吹く
・前日よりも気温が高い
・風速毎秒8メートル以上の風
が春一番だそうです。
厳密に定義されているんですね。
「春分までに」とありますので、春分までにこの4条件を満たす風が吹かなければ
春一番が吹かなかった年
になるのですね。
ちなみに中国地方では、直近は2020年が「観測されず」の年でした。
言葉の響きはかわいらしいいのですが、実は危険な春一番。
過去にもこんな被害がありました。
江戸時代(1859年)には、長崎県壱岐で漁師53人が遭難。
(この時に「春一番」と名付けられたそうです)
1972年は富士山で、暴風と雪崩により24人の死者・行方不明者が出ました。
1978年は、春一番をもたらした低気圧から延びる寒冷前線による竜巻が発生。
地下鉄東西線の車両が橋の上で脱線・転覆する事故が起きました。
そのほかにも、ビニールハウスや電柱が倒れたり、交通機関が運休・欠航したり、車が横転したりといったこともあります。
もちろん、住宅も被害を受けることがあります。
住宅の中で被害を受けやすいのが以下の4箇所です。
棟板金
屋根の接合部分にかぶせる金属製の山形の板。
棟板金が破損すると、雨漏りや住宅パーツの劣化、強風時の異音などの原因になります。
波板
カーポートやベランダ屋根などで使われる波板は、強雨風の耐久性が低い素材。
飛ばされる、割れるなどの被害が生じることがあります。
軒天
住宅の屋根外側部分の天井部、「軒裏天井」と呼ばれます。
強風が吹くと、剥がれてしまうことがあります。
外壁
風による飛来物で損傷してしまうことがあります。
特に外壁のコーナー部分は損傷痕が残りやすく、修繕が必要になるケースも。
ほかにも
屋根材の飛散
・瓦屋根…風を含みやすい構造のため、小さなの歪みがあるだけでも屋根材が捲れてしまう。
・スレート、金属屋根…メンテナンスを怠り不具合が発生していた場合、強風で屋根材が飛散。
屋根材の破損
・隣家などから飛んできた物で破損することもある。外壁や窓ガラスも要注意。
設置物の破損
・TVアンテナや太陽光パネルは風の影響を受けやすく、大事故のリスクも。
にも注意が必要です。
春一番に限らず、強風の後はチェックしてくださいね。
少しでも心配なことがありましたら、お気軽にやねっとまでお問合せください。
『広島の屋根を守る屋根修理の匠』
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加藤
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