2022年03月07日
みなさんこんにちは。
屋根修理の匠、やねっとの加藤です。
寒さが一段落して、少しずつ暖かくなってきましたね。
心も軽くなりそうな季節ですが、心配なニュースが連日報じられています。
ロシアのウクライナ侵攻です。
いったい何が起こっているのでしょうか。
ソビエト連邦を構成する共和国の一つだったクライナは、1991年のソ連崩壊後に独立。
94年には、欧州や北米の軍事同盟NATOと提携した「平和のためのパートナーシップ(PfP)」に加盟しました。
(PfPにはロシアも加盟しています)
その後、次第にPfPからNATO入りする国が増え、すでに14カ国がNATOに加盟しています。
ウクライナは2014年、親ロシア派のヤヌーコビッチ政権崩壊後にEUとの提携を選択しました。
(ロシアは独自の経済圏「ユーラシア経済連合」を発足させましたが、ウクライナには加盟を拒否されています)
これを受けてロシアは、すぐにウクライナ領のクリミア自治共和国に侵攻。
共和国政府が勝手に「独立宣言」をして、ロシアの占領状態になっています。
これを機にロシア国境に近いウクライナ東部で、ロシアへの編入を求める武装勢力が台頭。
「共和国」を自称し、一方的に独立を宣言しています。
このような情勢悪化を受け、ウクライナは19年の憲法改正で、将来的にEUとNATOへの加盟を目指す方針を明記。
ロシアは昨年からウクライナ国境の軍隊を増強させていました。
身も蓋もない言い方ですが
新しい友達(欧米)の仲間になりたいウクライナと
親友(旧共産圏)と思っていたウクライナの付き合いが悪いことに立腹するロシア
(親友というより支配下ですかね・・・)
ということでしょうか。
欧米各国は懸念を表し、ロシアに自制を求めていましたが、2月24日にはロシアがウクライナに軍事侵攻。
「チェルノブイリをロシア軍が占拠」
「首都キエフ近郊で戦闘」
「日本の貨物船が被弾」
さまざまな情報が錯綜しています。
国連ではロシアの即時退却を求める決議案が採決されましたが・・・
当たり前ですよね。
国連って、何のためにあるのでしょうか?
日本の国連分担金は、米国、中国に次ぐ世界3位。
もっと物申していいのではないでしょうかねえ。
ところで、ロシアが不穏な動きをしていた昨年から、天然ガス(LNG)の価格は高騰しています。
欧州では昨年1月のLNG価格7.27ドル/mmbtuが、12月には38.03ドルと、実に5倍以上になりました。
ロシアの天然ガスは、パイプラインを経由してドイツやイタリアに供給。
主要なパイプラインがあるのがウクライナです。
ウクライナを経由すると、ウクライナにパイプラインの通行料が入る。ロシアはそれが嫌なんですね。
ロシアがL NG供給を渋っているせいで、電気料金もうなぎ上り。
SNSではイタリアの在住日本人が2ヶ月で10万円超えの電気料金を投稿して拡散されていました。
ちなみに日本のLNG調達価格は昨年12月で12.77ドル。欧州の約1/3です。
日本はかつてLNG相場の乱高下で痛い目に遭ったことを教訓に、長期契約をしているため安定しているのだそうです。
とはいえ、LNGはロシアからの輸入も1割程度あります。
ウクライナ侵攻にかかる経済制裁の復として日本へのLNG供給が止まると、私たちの電気料金にも影響が出そうですね。
話が横道にそれましたが、自国利益だけを追求するプーチン大統領の姿勢は許せませんね。
世界中でロシアへの反対デモが起きています。
私たちにできることは何なのか、考えてみましょう。
ウクライナの人々に、1日も早く平穏な日々が戻ってくることを願わずにはいられません。
『広島の屋根を守る屋根修理の匠』
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加藤
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