2022年10月24日
みなさんこんんちは。
屋根修理の匠、やねっとの加藤です。
10月に入って、あちこちで見かけるカボチャのランタン(を模した)飾り。
すっかり定着した感のある「ハロウィーン」の季節ですね。
仮装した若者たちが東京・渋谷に集って騒ぐ映像を見たことがある人も多いと思います。
カボチャ、仮装、大騒ぎ……。ハロウィーンって一体何なのでしょう?
ハロウィーン(Halloween)はもともと古代アイルランドに住んでいたケルト人の行事と言われています。
ケルト人の暦では10月31日が1年の終わり、11月1日から新しい年の始まりで。
10月31日の夜に、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていたそうです。
私たち日本人に置き換えると、盆と正月が一緒にやってくる感じですね。そりゃめでたい!
さらに、秋と冬の境目にあたるハロウィーンは、収穫祭の意味もありました。
めでたさMAXな行事。それがハロウィーンです。
おめでたい行事だということは分かりましたが、なぜ仮装するのでしょうか?
日本で正月に仮装するのは仮装大賞の出演者ぐらいですが、ハロウィーンでは子供も大人も仮装を楽しんでいます。
ハロウィーンは、先祖の霊と共に悪魔や魔女たちもやって来るのだそうです。
そのため人々は、自らも悪魔や魔女に扮して仲間だと思わせ、身を守りました。
ハロウィーンで魔女や悪霊の仮装が定番なのは、こんな理由があったんですね。
仮装は派手になり、子供たちがお菓子を集めて回る「トリック・オア・トリート」が広まりました。
カボチャのランタンもアメリカ発祥だとか。
私たちが目にする、娯楽性の高いハロウィーンは、アメリカの影響だったんですね。
日本では1980年代にハロウィーンの仮装が導入され、90年代半ばから商業利用が始まりました。
90年代後半には東京ディズニーランドでハロウィーンのイベントが始まり、普及が加速。
お菓子メーカーの参入に加え、近年はSNSの発達により拡大を続けています。
また仮装から転じてコスプレイベントが行われるという、日本独自のハロウィーンの楽しみ方も生まれました。
一方で、大勢の若者が集まって往来に混乱をきたしたり、暴徒化したりといった問題も発生。
酒を飲んで馬鹿騒ぎをするような行事ではないのですが、イベント化が進んだことで、弊害も見られます。
収穫祭や先祖が帰って来るという考え方には、私たちも共感できるものがあります。
これからは街中のハロウィーン飾りを見ると、実りや先祖への感謝が湧いて来るかもしれませんね。
『広島の屋根を守る屋根修理の匠』
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加藤
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