2021年12月10日
みなさんこんにちは。
「屋根修理の匠」やねっとの加藤です。
最近よく「SDGs」の4文字を目にしませんか。
フル表記すると Sustainable Development Goals。
「持続可能な開発目標」という意味の、2030年までに達成すべき国際的な開発目標のことです。
今日はこのSDGsにまつわるお話です。
私たちに身近なテーマの一つが「地球温暖化対策」。
開発目標の13番目に「気候変動に具体的な対策を」と記されています。
昨今の異常気象や、年々進む猛暑や暖冬なども地球温暖化が原因ではないでしょうか。
そんなご時世に注目されているのが、屋根で地球温暖化対策に貢献しようという試みの「クールルーフ(Cool Roof)」。
ヒートアイランド対策の一つで、ビルの屋上緑化や、屋根に高反射率塗料を塗布することにより建物の温度上昇を防止するものです。
屋上緑化は、デパートや病院などで見られるような、屋上に植物を植えること。
植物の蒸散作用により、周辺の気温を下げる効果があるといわれています。
また、植物が直射日光を遮ることで断熱効果をもたらし、省エネの効果も。
建物に紫外線が直接当たらないため、外壁の劣化も防げます。
屋上緑化の歴史は意外に古く、始まりは紀元前600年ごろの古代メソポタミア、王宮のテラスに築かれた「バビロンの空中庭園」なのだそうです。
日本では昭和30年代後半からデパートの屋上緑化が普及し始め、今では各所で見られるようになりました。
2013年、国際エネルギー機関(IAEA)は、白色の屋根がCO2排出量を削減し、地球温暖化を抑制すると発表しました。
カリフォルニア州のローレンス・バークレー国立研究所によると、暗色の屋根の日光反射率は10~20%程度ですが、白い屋根は70~80%を宇宙空間に反射するのだとか。
都市地表面積の約25%を占める屋上面積。まち全体で白い屋根に取り組めば、温暖化対策に大きな効果が見込まれます。
バミューダ諸島にあるハミルトン市では、温暖化対策として白い屋根の家々が建ち並んでいるそうなので、いつかこの目で見てみたいですね。
白い屋根は遮熱効果が抜群ですが、汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。
また、近隣の家や街並みと調和しないことからトラブルになるケースもあるのだとか。
最近は、遮熱塗料(高日射反射率塗料)に暗めの色も用意されてきました。
色によって遮熱性が異なりますので、お気軽にご相談ください。
使用場所や工法に合った遮熱塗料のご提案をさせていただきます。
気になった方は、お気軽にご相談ください。
『広島の屋根を守る屋根修理の匠』
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加藤
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