2022年02月09日
みなさんこんにちは。
屋根修理の匠、やねっとの加藤です。
このところニュースになっているのが食品の産地偽装。
先週は、中国産のアサリを「熊本県産」と偽って出荷していたことが明らかになりました。
農林水産省の調査によると、昨年10~12月に全国のスーパーなどで販売されたアサリの8割が熊本産として売られたと推定。同省は、このうちのほとんどで「外国産アサリが混入している可能性が高い」と判定した。調査期間3カ月の推計販売量は2485トンと、2020年の熊本県の漁獲量21トンの実に約120倍に上った。(2月6日時事通信)
食品表示法によると、アサリは「最も生育期間が長かった地域」が産地として表示されます。
たとえば中国で6カ月生育させたものであれば、広島で6カ月以上生育させれば「広島県産」となるというわけです。
ところが実際の国内生育期間は自己申告。
今回は、業者が輸入したアサリを有明海にまいて飼育し、出荷したものですが、わずか数日の飼育期間で出荷する業者もいたとのことです。
数年前には中国産ウナギを国内で短期間養殖して「国産」として売られていることが問題となりました。
当時、中国のウナギは薬品汚染されているという報道もありました。
今でもスーパー店頭で「中国産」の表示を見ると購入をためらう方もいらっしゃることと思います。
「熊本県産」のアサリは「中国産」と表示を変えると、まったく売れないそうです。
しかし買う立場で見ると、今まで「熊本県産」と偽って、割高な値段にしていいたのではないかと勘繰ってしまいます。
「国産は高いけれど安心」と思って買ったものが輸入品だったら、差額以上のショックですよね。
バブル崩壊から30年以上の長期にわたって、日本は物価安が進行しました。
海外から安い物を輸入して何もかもを値下げするうちに、所得も下がってきました。
今では「安いことは当たり前」になっているような気がします。
しかし、安さと品質は、本来同時には追求できないものです。
高品質、高機能、安全を求めれば、必然的にコストがかかりますので、価格を高くせざるを得ません。
かつて低コストで物資を調達できた中国では、内需の増大により物価上昇や供給不足が起きています。
私たちの暮らしは今後数年で大きく変わるかもしれませんね。
『広島の屋根を守る屋根修理の匠』
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加藤
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